・調査薬剤が1薬剤の場合:「同一薬剤、かつ、10検体以上」で受託可能でございます。
但し、CPAの尿中濃度測定および唾液中濃度測定(生物学的モニタリング)につきましては、従来通り、それぞれ「5検体以上」で受託可能でございます。
・調査薬剤が2~3薬剤以上の場合:「同一薬剤、かつ、5検体以上」で受託可能でございます。
・調査薬剤が4薬剤の場合:「5検体以上」で受託可能でございます。
*試験法【ワイプ(拭き取り)法、サンプリングシート法、直接抽出法】は、自由に組み合わせいただけます。
**尿中濃度測定および唾液中濃度測定(生物学的モニタリング)は、他の試験法との組み合わせをいたしかねます。
「ご注文の流れ」をご確認いただき、お問い合わせフォームよりご依頼ください。
測定方法、調査箇所数、調査薬剤数により費用が異なります。
費用には、調査キット一式および送付費用、試験実施費用、試験結果報告書の作成費用が含まれます。
なお、検体ご返送時の送料は、お客様のご負担にてお願いしております。
詳細は、お問い合わせください。
「ご注文の流れ」をご確認ください。
弊社より送付いたしました調査キット以外での検体採取は行わないでください。
調査キットが足りない場合は、営業担当にご相談ください。
ご返送されます検体は、検体採取日から3週間以内に弊社着となりますようご手配をお願いいたします。
検体採取が複数日になります場合、最初の検体採取日より3週間以内に、弊社着でご返送ください。
また、その際、先に採取されました検体は、ご返送まで期間は、冷蔵保管をお願いいたします。
(ただし、検体が尿・唾液の場合は、冷凍保管をお願いいたします。)
その他ご質問がございます場合は、営業担当にお問い合わせください。
環境モニタリングでは、以下の調査方法がございます。
●サンプリングシート法
●ワイプ(拭き取り)法
●直接抽出法
・マスク
・腕カバー(手首から肘まで:左右1組)
・シューズカバー(左右1組)
・モップ
・ガウン
また、生物学的モニタリングでは、尿中濃度測定、唾液中濃度測定がございます。
詳しくは「測定方法」をご覧ください。
環境モニタリングでは、曝露量(ng)で報告いたします。調査箇所に対して、どのくらいの量の抗がん薬が残存していたかを確認することが可能です。
生物学的モニタリングでは、曝露濃度(ng/mL)で報告いたします。採取されました尿中、唾液中にどのくらいの濃度の抗がん薬がございますかを確認することが可能です。
ワイプ(拭き取り)法で複数枚のアルコール含浸綿を使用して、測定することは可能です。
しかし、アルコール含浸綿の枚数の増加に伴い、測定時に使用する抽出液の使用も増加するため、併せて検出限界値も増加してしまいます。
少ないアルコール含浸綿で検体を採取いたしました方が、より細かい数値で測定できますため、可能な限り少ない枚数で検体採取いただくことをお勧めいたします。
直接抽出法では、マスク、腕カバー、シューズカバー、モップ、ガウンを用いて測定が可能です。
【モップ】拭き取りを行いました箇所での曝露量となります。
【マスク、腕カバー、シューズカバー、ガウン】通常、それぞれ1名様が使用されましたマスク、腕カバー、シューズカバー、ガウンに対しての曝露量となります。
試験結果報告書作成後、3ヶ月で検体を廃棄しております。
薬剤師が安全キャビネット内で調薬することが多くなっていますが、病棟や処置台などで看護師や医師が行うケースもあります。調薬の際などでの液薬の飛び跳ねや、こぼれなどにより、エアロゾル(気体中に浮遊する、非常に微量な液体や固体の粒子)が発生することがあります。これらは当然目視することが難しいものです。また、抗がん薬は、微量であっても体内に吸収された場合、影響を及ぼす可能性があります。そのため、定期的に作業場所の曝露量を測定し、安全性を確かめる必要があります。
シオノギファーマの特許技術であるサンプリングシート法を用いれば、現状の作業環境における抗がん薬の飛散状況はもちろん、曝露対策後の作業環境における飛散状況を「数値」で確認することができます。また、定期的に曝露調査を行うことで院内の管理も行えます。抗がん薬曝露からメディカルスタッフを守り、安心して医療活動に励む環境づくりが行えます。
以上のように、さまざまなシチュエーションや場所で曝露の可能性があります。
薬剤が飛び散った際に発生するエアロゾルを吸い込んだ場合や、直接液体が皮膚へ付着したり、目に飛び散るケースなど想定されます。直接薬剤に触れなくても、がん患者さまの便や尿への接触時、薬剤付着リネン類への接触時、手についた薬剤を飲食時に一緒に食べてしまう場合も想定されます。また、薬剤で汚染された針を誤って刺してしまうケースもあるとのことです。
アレルギー反応や皮疹、目への刺激などの過敏反応、慢性の咳嗽あるいは喉の刺激、発熱などの免疫反応が報告されています。また、食欲不振、悪心、嘔吐、下痢、便秘などの消化器症状や、息切れ、不整脈、末梢浮腫、胸痛、高血圧などの循環器症状、そして頭痛やめまい、不眠や意識消失といった神経症状なども、急性症状として報告もあります。
抗がん薬の人体への侵入経路は、気道、皮膚、口腔で、取り扱いの基本は防護であり、バリアプロテクションに必要な手袋、マスク、ガウン、ゴーグル、キャップなどの着用を徹底することです。また、安全キャビネットや閉鎖系器具の導入も有効な手段とされています。抗がん薬の危険性やその取り扱いについての十分な教育と指導も必要です。
抗がん薬曝露の閾値は、各種ガイドラインでも明記がございません。初回に行います抗がん薬曝露調査の結果をベンチマークとし、それを維持もしくは低減していくことが目標になります。
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