抗がん薬には、健常者には危険な特性となる物質が数多く存在します。抗がん薬を取り扱うメディカルスタッフを抗がん薬による職業性曝露から守ることが極めて重要です。そのためには、飛散状態を数字としてしっかりと視覚化し、安全な環境を整える必要があります。
シオノギファーマの抗がん薬曝露調査は、当社が特許を保有するサンプリングシート法をはじめ、ワイプ(拭き取り)法・抽出法など、場所やシチュエーションに合致した調査・分析を行います。
調査したい場所に、3層の粘着シート「サンプリングシート」を貼り、一定期間後に一番上のシートを剥ぎ取り、送付するだけと簡単に取り扱えます。貼付した時点をゼロとし、抗がん薬の使用量と汚染量の関係を考察。閉鎖系器具導入前後の評価等、前後比較には最適な測定法です。
アルコール含浸綿を用い、測定対象場所をワイプ(拭き取り)します。ワイプ(拭き取り)したアルコール含浸綿を専用のチャック付き袋に入れます。それらを定量分析することで、残留量を算出します。現在の曝露対策で期待する状態になっているかの確認、清掃方法が正しいかを数値で確認する場合や曝露調査のスタート時などに最適です。
直接、各種PPE(個人防護具)や使用資材等を調査します(ガウン、シューズカバーなどに飛散した量を測定)。使用したPPEをチャック付き袋に入れ、定量分析します。
現在、以下のPPE・資材で調査が可能です。(弊社より送付しました物で調査をいたします)
・マスク
・腕カバー(手首から肘まで:左右1組)
・シューズカバー(左右1組)
・モップ
・ガウン
抗がん薬を取り扱うメディカルスタッフの唾液や尿を採取し、それらに含まれる特定薬物量を測定します。メディカルスタッフみなさまの健康管理のための定期モニタリングに最適です。
検体容器に少量(約10mL)採取し、測定します。
調査薬剤:シクロホスファミド、白金製剤
検体容器に少量(約1mL)採取し、測定します。
調査薬剤:シクロホスファミド、白金製剤
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