抗がん薬には、健常者には危険な特性となる物質が数多く存在します。抗がん薬を取り扱うメディカルスタッフを抗がん薬による職業性曝露から守ることが極めて重要です。そのためには、飛散状態を数字としてしっかりと視覚化し、安全な環境を整える必要があります。
シオノギファーマの抗がん薬曝露調査は、当社が特許を保有するサンプリングシート法をはじめ、ワイプ法・抽出法など、場所やシチュエーションに合致した調査・分析を行います。
調査したい場所に、3層の粘着シート「サンプリングシート」を貼り、一定期間後に剥ぎ取り、送付するだけと簡単に取り扱えます。貼付した時点をゼロとし、抗がん薬の使用量と汚染量の関係を考察。閉鎖系器具導入前後の評価等、前後比較には最適な測定法です。
布(コットン)に拭き取り用液を滴下し、測定対象場所を拭き取ります。拭き取ったワイプを専用のチャック付き袋に入れます。それらを定量分析することで、残留量を算出します。現在の清掃方法が正しいかどうかを数値で確認したい場合や、曝露調査のスタート時に最適です。
ダイレクトに各種PPE(個人防護具)や使用資材等を調査。ガウン、シューズカバーなどに飛散した量を測定します。使用したPPEをチャック付き袋に入れ、それらを回収し、分析します。
抗がん薬を取り扱うメディカルスタッフの唾液や尿を採取し、それらに含まれる特定薬物量を測定します。メディカルスタッフみなさまの健康管理のための定期モニタリングに最適です。
検体容器に少量(約10mL)採取し、測定します。
調査薬剤:シクロフォスファミド、白金製剤
※各薬剤で30検体未満の場合は、ほかの依頼とあわせ、合計30検体になってから分析を行いますのでご了承ください。
検体容器に少量(約1mL)採取したものから測定します。
調査薬剤:シクロフォスファミド・白金製剤
※各薬剤で5検体未満の場合は、ほかの依頼とあわせ、合計30検体になってから分析を行いますのでご了承ください。
実際の抗がん薬を使用し、各種製品の評価を行うことができます。なお、安全に取り扱いできる偽薬での評価も対応可能です。
清拭液による不活化処理前と処理後での抗がん薬曝露量を測定し、清拭液の不活化の優位性を評価することが可能です。
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